第10話では、政次が朝利を斬り、大変な事になりそうだったところを次郎の機転でなんとか切り抜ける事が出来ました。

そして、井伊家に新しい跡継ぎが生まれました。

ですが、駿府の今川家では混乱が起きています。

次郎は、瀬名を助ける事が出来るんでしょうか?

 

各話のあらすじ(ネタバレ)については、こちらからどうぞ! ↓

2017年大河ドラマ【おんな城主直虎】あらすじ(ネタバレ)感想!

 

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目次

第11話『さらば愛しき人よ』あらすじ(ネタバレ)!

 

第11話『さらば愛しき人よ』あらすじ(ネタバレ)!

 

翌朝。

くたりと脱力した瀬名を館から引きずり出す役人の背に、次郎は必死に追いすがった。

 

その時突如、騎馬武者が役人の前に踊り出た。

松平元康が家臣、石川数正と申す!

 

元康が、自害した鵜殿長照の二子を捕虜とし、これを人質交換に用いるという奇策に出たのである。

 

そうして、瀬名と竹千代、亀姫は岡崎へ送られる事になった。

しかし、瀬名の母・佐名と夫は、娘婿の謀反のかどで自害を命じられ、自邸で果てた。

 

次郎に出来る事は、手をあわせ、読経をする事だけだった。

 

井伊谷に戻って数日後、松平元康からの使いだという山伏が次郎を訪ねて来た。

 

瀬名様のお命を救って頂いたお礼です。こちらを井伊殿に。

と、山伏は進物と書状を手渡した。

 

書状の内容は、直親を鷹狩りに招きたいというものだった。

直親は、それを政次にも読ませた。

 

かようなものを目付けに見せ、どうなさるおつもりですか。内通をするぞと言っておられるようなものではないですか。

 

直親はにこりとして

だから、最後は政次に決めてもらいたくてな。

 

またそれか。

そう言う政次に、直親は

恐らく、今川はもう立ち直れまい。道連れになるのはまっぴら。となれば、どこかで松平と接触せねばならぬ。

 

俺とて、今川と共倒れなどごめんだ。

と政次は言った。

 

直親は、うなずいた。

そして、招きに応じるという松平への返事を書く事に決めた。

 

国境に近い山寺で元康との密談を果たした直親は、しごく満足して井伊谷に戻った。

 

密談の日、元康は、会うなり直親の手を取って

この元康、今後、井伊の為ならどの様なお力添えも惜しむまいと思うております!

と、力強く言い切った。

 

それを直親は、寺の井戸端で政次にも話した。

元康様は、手に火傷の跡があって貫禄のあるお方だった。

 

そして直親が出し抜けに言った。

 

政次は、嫁をもらわぬのか。

 

松平家との間で縁組みを結ぶ話も出た事を直親は話した。

 

今川の下から脱すれば、次郎の還俗は直ぐ様出来る訳じゃが・・・。そうなれば、お前と一緒になるのが良いのではないかと思っておるが。

 

次郎様が、お望みにはならぬでしょう。

すると、背後で足音がした。

 

どうしたのじゃ。

キョトンとした次郎の顔を見ると、どうやら話は、聞かれていなかった様だ。

 

ふいに直親が思い出した様に言った。

あれは、どれが正しい答えであったのであろうな。井戸の子が何故助かったか。和尚様に正解は聞けぬままじゃな。

 

あれは、どれも正解らしいぞ。答えは1つとは限らぬのじゃ。

真顔で言う次郎に政次がふっと笑いかけた。

 

それから立ち去る政次を見ながら

何やら昔に戻った様じゃの。

と次郎が直親に言った。

 

しかし、これが3人が顔を会わせる最後の時となった。

 

今川の仕掛けた罠

 

おかしな事が起こった。

 

次郎の元に前とは別の山伏が現れたのである。

次郎法師様はおられるか?

 

居合わせた南渓が、その山伏に言った。

常慶ではないか。

 

お知り合いにございますか?

次郎が南渓に問う。

 

あちこちを回っておる風来坊での。どうしたのじゃ、今日は。

松平元康様より、お礼の品をお持ちしました。

 

お礼は、もう頂きましたが・・・・。

と言いながら、次郎は、はっとした。

 

今川だ!

この間の山伏は、今川家の手の者だったのだ!

 

その時政次は、寿桂尼の前で凍りついていた。

 

寿桂尼は、直親が松平家宛てに書いた返信の書状を手に持っていた。

そちらの殿が書かれた様であるが、松平と鷹狩りに行かれたのか。

 

存じ上げませぬ。しかし、殿の筆とは少し違います様な・・・・。

という政次の前に、手に火傷の跡がある男が現れた。

 

これは、その者が持ち込んできたのじゃがの。

政次は、父の言葉が蘇った。

 

お前は必ず、わしと同じ道をたどる・・・・。

政次は、ガックリ方を落とした。

 

直親は、次郎とともに、南渓の部屋にいた。

今川の仕掛けた罠?

 

恐らく、井伊は試されたのじゃ。裏切る前にその芽は摘んでおこうと・・・。

直親は、松平家に助けを求め様と考えた。

 

そうして、直親が書いた直訴状を携え、三河の岡崎城へと急がせた。

いかがであった?

 

南渓の問いに常慶が答える。

今、兵を出す余力は松平にはござらぬとの事にございます。

 

何ゆえさような!こちらは助けてやったではないか!

次郎が声を張り上げた。

 

そして次郎は、瀬名にも掛け合った。

井伊谷の人質となってくれれば、今度もきっと元康様は折れてくれる。

 

私どもでは人質になりませぬ。こたびこそ、捨て置かれるだけにございます。

と、瀬名は首を振った。

 

次郎がどう懇願しても、瀬名は頑として拒絶した。

 

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愛しい人との別れ

 

こたびの事は、それがしの失態。それがしが申し開きに参ればそれで済む事にございます。

と、今川家の下知に従い、駿府へ行く事を直親は決意していた。

 

わしは、もう見送るのはごめんじゃ!

そう叫ぶ直平をはじめ、誰もが十八年前誅殺された、直親の父・直満を思っていた。

 

そして、今またその子・虎松にも降りかかろうとしている。

自室に戻った直親は我が子を抱きながら、しのに寺の井戸に水が湧いた事を話した。

 

この子はきっと、ご初代様の生まれ変わりだと思う。井伊を蘇えらせる、ただならぬ子だと思うのだ。

虎松を頼むぞ。

 

しのは、その場で泣き崩れた。

 

龍潭寺に帰りついた次郎の背後から声がした。

おとわ。良かった会えて・・・

 

直親だった。

すまなかった。良き日々が続く様にと・・・そんな井伊を・・・と約束したのに・・・

 

何故直親が謝る。悪いのは私ではないか!私が男子に生まれておれば、明日駿府に行くのは私であったはずじゃ。

 

それは困る。

直親が微笑を消さずに言った。

 

もし、おとわがおなごでなければ、俺のたった一つの美しい思い出が無くなってしまう。

 

そして、鐘の音が遠く深く響いた。

直親が次郎を強く抱き寄せた。

 

では、戻ったら一緒になってくれ。

 

・・・・心得た・・・。

 

そうして愛しい男のぬくもりが離れていった。

 

待っておるからな!

待っておるからな、亀!

 

振り返る直親に向け、思い切り次郎は声を張った。

何をしても・・・どんな卑怯な手を使っても、戻ってくるのじゃ!

 

前を向き、直親が駆け出した。

涙が溢れるのに任せ、次郎はただ立ちすくんでいた。

 

第11話『さらば愛しき人よ』放送終了後の感想!

 

第11話『さらば愛しき人よ』放送終了後の感想!

 

さて、まずはやっぱり、ニセ松平元康は、ほっしゃんでしたね~。

しかし、ほっしゃんワルそうな顔してましたよね!

 

なかなかのワルな雰囲気が良かったなぁ。。。。

貫禄あった様な無かった様な・・・^^;

 

それと、こんな事になる前の3人は(直親、政次、次郎)昔に戻った感じで、すごく良かったのに~!

ホント残念です。。。(T_T)

 

政次も、辛かったやろうなぁって思います。

寿桂尼に厳しく問い詰められる政次の表情がなんとも言えない雰囲気で、さすが高橋一生!って思いました。

 

表情だけで伝える演技は、やっぱ高橋一生さんのすごいなぁと思うところです。

 

そんな演技は、見ている側からするといろんな意味にも取れるんですよね。

 

実際に高橋一生さん自身も、『おんな城主直虎』に出演する前に、『いろいろな解釈の出来る様な、余白のある芝居をしたい。』って言ってますから、まさにその通りだなぁと思います。

 

しかし、ちょっと!瀬名さん!

井伊の人質になってあげてもえーやん!

 

と、思ってしまいました。

まぁ、結局は自分が大事なんでしょうけどね~。

 

しかし、次郎怖い・・・^^;

 

瀬名に大きな門を閉められて、外から『瀬名様~。』って叫んでいたのに、最後は

瀬名~!開けろぉ~!』って言うてはったし・・・

 

その流れで、『テメー、コノヤロー!』って、言うんちゃうか。。。と、まで思わせる迫力でした。

 

さてさて、今週の直平~!

今川へ兵を出すぞ!的な感じの雰囲気の中、誰よりもノリノリで、ニッコニコな直平でした。

 

てか、どんだけ戦好きやねん!的なところがお茶目な直平!

しかし直親に、『今回の件は、それがしの失態でござる。』と言われ、直平撃沈!

 

あぁ~、次回から直親の爽やか過ぎて、少し浮いてしまってるあの笑顔が見れなくなる・・・

悲しい。。。

 

しかし、最後の直親は、しのを抱き寄せた次の日、次郎を抱き寄せてはったからね。

なかなかやるじゃん!って感じでした。

 

いや~・・・・でも、悲しかった。。。(T_T)

来週の前半は、もっと悲しいのかな。