きゃ~!!
とうとう、政次が亡くなってしまいました。(T_T)
悲しすぎます。。。
せっかくこれから井伊の未来の為、皆で穏やかに暮らしていくはずだったのに。と思うと残念です。
さて、政次がいなくなって直虎はどうなっていくのでしょうか。
目次
第34話『隠し港の龍雲丸』あらすじ(ネタバレ)!
政次の死をムダにはすまい・・・。
近藤に会う為、井伊の館に出向いていた南渓が龍潭寺に戻って来た。
『おかえりなさいませ。いかがで・・』
早速、皇天が迎えたが、南渓はむっつりとした厳しい顔をしている。
『すまぬ。つい・・・』
『いえ、近藤殿はいかがでございましたか。』
『これ以上の仕置は無いという話じゃ。』
ぬけぬけと言い放つ近藤に、怒りを覚えずにはいられなかったが、南渓は頭を下げて戻ってきたのだ。
ただ、直虎の事が気がかりだ。
直虎は、今、南渓の部屋で一人、碁を打っているという。
直虎を見守る為に、廊下で様子をうかがっていた直之と皇天は、隠し里に政次の事を告げに行った。
皆が声を無くす中、なつも震える声で言った。
『義兄も、本望でございましたでしょう・・・』
政次の姿が隠し里から消えていた時にはもう、半ば覚悟はしていた。
祐椿尼は、直虎の事を気にしていた。
『あの子はどの様な様子ですか?』
皇天に訊いた。
『ずっと、お一人で碁を打たれております。次郎はよく、但馬と碁を打ちながら、事をすすめておりましたゆえ。』
『あの子をこちらに引き取る事は出来ませぬか?』
娘を案じる、母の顔だった。
部屋の中で取り憑かれたかの様に碁を打ち続ける直虎に、皇天と南渓が隠し里へ行く話を持ちかけた。
『いえ。今宵あたり、但馬が来るかもしれませぬ。近藤殿のたくらみに、今後どうするか話をせねばなりませぬゆえ。』
当たり前の様に言って、碁石を置く。
南渓と皇天は、顔を見合わせ、絶句した。
直虎の心
その頃、徳川勢は遠江を攻め進み、十二月半ばには引間城(後の浜松城)に入城を果たし、更に氏真の籠もる、掛川城へと駒を進めんとしていた。
徳川館では、井伊谷三人衆と、忠次、数正らを交えて、今後について意見が交されていた。
そこへ、常慶がやってきた。
常慶は、井伊の事が気になっていた。
それを聞こうとしたが、数正にすげなく返され、常慶も引くしかなかった。
すると、常慶が持っている鉄砲に忠勝が目を留めた。
『その種子島は、なんじゃ?』
『徳川に戦道具や兵糧をお納めしたいと申す者が来ておりまして。お目通りさせてよろしいでしょうか。』
これを聞いた家康は喜色を浮かべた。
『それは何よりありがたい。早う、その者を』
常慶に促されて入ってきたのは、方久だった。
『それがしは、商人にして気賀の城主・瀬戸方久と申します!』
銭の犬が、満面の笑みで言った。
廊下から碁を打っている直虎を覗き込んだ龍雲丸が、けげんそうに南渓を振り返った。
『どうも、直虎の中ではまだ政次が生きていて、徳川は来ておらぬという事になっておるのじゃ。』
『言うてやらねぇんですか?まことの事は?和尚様らしくねぇなぁ。』
『あいつを城主にしたのは、わしじゃからの。かようなところまで追い込んでしもうたと思うとな・・・』
二人の話し声に気付いたらしく、直虎が廊下に出てきた。
『頭ではないか。久しぶりじゃのう。近頃は何をしておったのじゃ。』
『・・・・何も。気楽なもんでさぁ。』
『そうか。ええのぅ。われは忙しゅうての。』
龍潭寺を出た龍雲丸は、与太夫に事情を聞こうと中村屋にやって来た。
そこで、方久がすでに徳川への内通を始めていると聞いた。
これからは徳川についた方が得策だという話に龍雲丸は、井伊は徳川から見捨てられた事を話した。
『見捨てられた?』
『あまり信用ならねえと思いますが、徳川ってなぁ。』
『井伊と気賀では事情が違おう。湖畔は今川への忠誠を誓う者が多く、徳川も苦戦しておると聞く。井伊の様な憂き目には遭うまい。』
そうだろうか。戦は、何が起こるか解らない。
『戦のにおいがしてきたからな。いつでも逃げ出せる様にしとかねぇと。』
徳川の思惑
こうした中、年は改まって永禄十二(一五六九)年。
武田の駿河侵攻は、武田・今川の仲立ちをしていた北条の怒りに火を付け、北条が武田への攻撃を開始する。
そして、駿府の今川勢は息を吹き返して、戦況は泥沼化していた。
一方、遠江は氏真が籠もった掛川城は持ちこたえ、大沢基胤が徳川から宇布見砦を奪還し、船を奪われた徳川軍は苦戦していた。
そんな中、気賀には大沢の兵が入ってきて、武器や船は接収され、水夫達が捕らえられた。
堀川城は大沢の城となり、今後は共に徳川と戦えと命が出た。
方久は、辰と命からがら逃げ出し、残された家人達は、大沢方に徴発された。
与太夫は、気賀を出る事を決心し、龍雲丸達にも声をかけた。
『けど、徳川が勝つとは限りやせんぜ。お心はありがてぇですが、俺らは俺らでやりますんで。』
互いの無事を祈りながら、二人は別れた。
堀川城の主殿に、百姓、水夫たちら大勢が、山村によって集められていた。
『徳川は、今川様のように寛大ではない。腹をくくれ!うぬらには、もう後が無いのじゃ。』
家来でも何でもないのに、勝手につれてこられて、見も知らぬ敵と戦えと言われても・・・
そんな中、ゴクウ達の後ろで小さく声がした。
『巻き込まれてどうすんだ、あほらしい。俺らぁ逃げてなんぼだろうが。』
いつの間にか紛れ込んでいた龍雲丸が、にっと笑った。
奪い返した船の上には吹き矢で眠らせた大沢の家来が数人倒れている。
『皆は逃げられねぇんだな・・・』
ゴクウが城の方を見て、つぶやいた。
金のある者は逃げおおおせもするが、無力な者達は、強引に兵にさせられて戦に駆り出されるのだ。
『・・・その気になりゃ、泳いででも出られんだろ。行くぞ。』
龍雲丸が切り捨てる様に言った時、銃声がとどろいた。
そろそろと様子を伺うと、どうやら自力で逃げて来たらしい二人の男が大沢の兵に捕まって、殴る蹴るの暴行を受けている。
『そういや、この城は皆を守る為に造ったんだよなぁ。』
そう言う力也に龍雲丸は、返す言葉がなかった。
引間城は徳川軍の負傷者で、ごった返していた。
掛川城が、なかなか落ちないので、皆苛立っている。
そこへ、着の身着のままの方久が倒れ込む様に入ってきた。
『城を今川方の大沢に乗っ取られてしまいました!どうか、気賀を城を取り戻してくださいませ!気賀に戻れました暁には、船、武具、兵糧などで力を尽くし調えますので。』
それを聞いた家康が碁を打っている手を止めた。
『方久、あの城の船着き場は、表だけか。』
『いえ、実は城の裏側にもございますが。』
『丑の刻に潮が満ちるのはいつじゃ。』
どうやら家康は、夜陰に紛れて城の裏に船を着け、捕らわれた民をこちらの船に逃げ込ませ、そして引き上げる事によって大沢の者のみとなれば、落とすのはたやすいと考えている様に思えた。
そんな家康に、与太夫と方久は頭を下げた。
井戸端で直虎は政次が来るのを待っていた。
そんな直虎に、南渓は一緒に付き合っていた。
その時、男の声がした。
『政次、遅いぞ!』
直虎が笑顔で振り向くと、そこには目付けの一人、鈴木が申し訳無さそうに折りたたんだ紙と碁石を一つ持って立っていた。
そしてそれを、直虎に差し出した。
『但馬の辞世だそうです。』
『なぜ、辞世などあるのじゃ。』
辞世というものは、死に際した者が詠むものだ。
生きている政次がなぜ、そんなものを。
鈴木も、どうやら直虎の様子がおかしい事に気付いた。
そんな鈴木に南渓は、自分が預かる。と、口を挟んだ。
南渓の手から紙を奪い取り、そこに書かれた文字をかじりつくように読んだ。
『白黒をつけむと君を独り待つ 天伝う日ぞ楽しからずや』
歌の意味を理解した瞬間、直虎は全てを思い出した。
井伊を・・・直虎を・・・救う為に、政次が犠牲になった。。。
『但馬は、もう・・・・』
渡された碁を握りしめ、直虎は、はらはらと涙をこぼした。
危うし!龍雲丸
堀川城では、龍雲丸達が全ての明かりを消し、暗闇の中、大沢達の兵を次々と湖に落としていた。
『くせ者じゃ!出会え!出会え!早く明かりを!』
隠し港の船には、気賀の民たちが殺到していた。
『乗り切れねぇ!』
と、そこへ中村屋の船が目についた。
『あれだ!あの船まで泳いでいけ!』
家康から堀川城攻めを任された忠次は、眼下に城が見下ろせる場所に本陣を置いた。
『よし、そのまま攻め落とせ!』
そばに控えていた方久は耳を疑った。
『酒井様・・・・』
『生ぬるい仕置では、大沢は下りはせぬ。見せしめがいる。』
『しかし、気賀の民は、お助けくださると、徳川様は・・・・』
方久を見るその目は、恐ろしい程冷たい。
恐らくは、最初から決めていたのだ。捕らわれた民ともども、大沢をひねり潰してしまおうと。
夜明けの空へと変わりつつある。もうすぐ湖に朝日が登ってくるだろう。
城の一角から逃げてきた龍雲丸は、眼前の光景に呆然とした。
城に閉じ込められた気賀の民は、追い詰められて、徳川兵にも大沢兵にも手向かっている。
怒号と悲鳴、血なまぐさい臭い。まるで地獄絵図だ。
その中に、手負いのカジの姿を見つけた。
カジの足元には、モグラが倒れたいた。
そんな二人が刀を構えた兵に囲まれているのを見て、龍雲丸はそばにあった死体から刀を抜くやいなや、飛ぶ様に走った。
兵の刀がカジに振り下ろされる寸前に、龍雲丸が敵を背後から倒した。
ホッとした瞬間、脇腹に鋭い痛みが走った。
『頭?』
痛みをこらえながら、龍雲丸はゆっくりと後ろを振り返った・・・。
『ああああああ。』
うなるような自分の悲鳴で、直虎は飛び起きた。
『どうした!苦しいか?』
南渓が飛んでくる。
『・・・夢を、見て・・・人を殺す夢を・・』
背後から刀で刺す夢だった。
刺した相手が振り返ったその顔は、龍雲丸に似ていたような・・・
その時、方久の声がした。
『和尚様!和尚様はおられますか!』
『どうしたのじゃ、その格好は。』
ボロボロになった方久と辰を見て、南渓が言った。
『気賀が・・・気賀が徳川に襲われました!』
夢の中で倒れていた男は、やはり龍雲丸では・・・
『次郎!』
直虎は慄然として、考える余裕も無く駆け出していた。
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第34話『隠し港の龍雲丸』放送終了後の感想!
いやいや、今回も政次への悲しみは続いてたなぁ。。。(ToT)
政次からの辞世を読んだ時の直虎・・・
悲しすぎる。。。
直虎が泣き崩れる姿、思わずもらい泣きしそうになった。
それを観ながら『政やん~!』となってしまった反面、『おりゃ~!なんで、刺したんや~!直虎~!』という思いも一緒に出てきた。。。^^;
やはり政次の中の人の直筆だった…涙https://t.co/NxZZyYseLD#おんな城主直虎 pic.twitter.com/Af4xWJjxJo
— akir (@arien0727) 2017年8月27日
高橋一生さんの直筆やったんや。
なんか、更に感動。。。というか、寂しい。。。
それと、直虎の頭巾に政次の血がついたままやった・・・
数日間ついてる・・って感じやった。
でも、いつの間にか消えてたし、洗濯したんやね。
そこは、ホッとした。
その頭巾に政次を殺した証が残っているところが、震えるほどすごい演出だな。しかも直虎からは絶対に見えない場所についてるんだよ、政次の血が。#おんな城主直虎 pic.twitter.com/6cj62x1tFJ
— あおい (@Choco_aoi_tig) 2017年8月27日
しかし、今回の龍雲丸もカッコ良かったなぁ。
柳楽優弥さんって、あんなにカッコ良かったんや。Σ(´∀`;)
それと、『ばーーーーーーーか』が、すげー長かった。
おもろかった。
頭のバーカが気持ちいいぜっ✨
ってツイートしてる間にゴクウが死んでしまったよ…
#おんな城主直虎 pic.twitter.com/4ZZMrjE20f— 名前はまだ決まらない (@namaehamada_nai) 2017年8月27日
でも、あんな悲惨な事になるとは。。。って感じやったよね。
ゴクウをはじめ、次々に子分が死んでいってびっくり!
あ、マキタスポーツ死んでる!
って思わず言うたがな。
マキタスポーツちゃうわ。モグラやったわ。
あんなに子分死んで次回から大丈夫なんやろか??
あと、今回気になったのは傑山。
なんちゅーか、登場する度、『毎回、どんだけ腕組むねん!』ってテレビにツッコミいれてまうのよねー!
僧侶の筋肉フェチ、傑山の二の腕フェチのためのコーナー\( ˆoˆ )/ #おんな城主直虎 pic.twitter.com/xBWzmsdXpE
— 竹元勇子 (@yutakemoto) 2017年8月27日
それと、今回の最後は解りにくかったぞー!
テレビの前の良い子達には、少し理解しにくい感じだったぞー!
だってさー、頭が刺されて後ろ向いたら、びっくり仰天!
直虎が、政やん刺した時の姿と凶器もってるやん!
んで、直虎がその後急に目覚めるから、どこから夢なんか解りにくぅー。って感じやった。
あれは、誰かを刺した。振り向いたら龍雲丸だった。という内容の夢やんね。
でも、そのままの流れで観てたら、龍雲丸の子分達とか民百姓達が殺されたのも、夢?なんつー事になりかねない。
今回の残念部分は、どこからが夢の部分なのか?と、思わせられた事。
解りにくかったなー。
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