井伊直虎が城主となって、起こった問題として有名なのが『徳政令』ですね。

さて、この徳政令に関わってくる人物が、ムロツヨシさん演じる瀬戸方久です。

今回は、この徳政令について説明したいと思います。

更に井伊家、瀬戸方久、農民にとって、徳政令というのは、どういった違いがあるのか?

そういった事も簡単ではありますが、解説したいと思います。

 

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徳政令とは

 

徳政令とは

 

徳政令は、鎌倉時代から室町時代に行われていた法令です。

簡単に言うと、債権者(金貸し)に対して、債務放棄(借金を帳消しにする)を命じる事を『徳政令』と言います。

 

債務者(お金を借りている側)からすると、とても助かる法令ですね。

現代で言うと、『自己破産』といった感じですね。

 

そもそも『徳政』という言葉の意味は、為政者(政治を行う者)の代替わりや、災害等で改正が行われた際、天皇が行う貧民救済活動などの社会政策の事を言います。

 

なので『徳政令』も、単なる借金帳消しといっただけではなく、現状の貧困状態から救済し、社会秩序の回復を図る目的として出されるものです。

ただ、室町時代には百姓たちによる自治活動の一貫の様に、徳政令を求めて、徳政一揆などが頻発していたそうです。

 

当時、室町幕府は徳政令を出す事に慎重でした。

そういった事もあって室町幕府は、『分一銭(ぶいちせん)』というものを発布しました。

 

分一銭とは、債務額の1割を一種の手数料として幕府に納めた当事者に債権債務の存続を許すといったものです。

これにより、債務の1割が幕府の収入になった為、後には幕府財政再建の為に濫用される事となったそうです。

 

幕府もいろいろと考えますよね。

これを抑制するには、更に内容を増やしたり変更したりする・・・

でも、それによってまた騒動が起きる・・・

 

そういった事を繰り返しながら、一番良い方法を考えていくのでしょう。

 

現代でいうと『自己破産』が徳政令と同じ様な感じでしょうね。

しかし、自己破産も債務者が借金を帳消しに出来るとはいえ、いろいろと制約がありますよね。

 

10年間はローンを組む事は出来ませんし、クレジットカードも作れません。

 

でも、やはりこういった法令は必要な部分もあるので、今も昔も似た様な形で存在しているんでしょうね。

 

井伊家と農民との対立

 

井伊家と農民の対立

 

さて、大河ドラマ『おんな城主直虎』では、井伊直虎が農民から頼まれる、『徳政令』に頭を悩ませます。

農民としては、度重なる戦によって田や畑を耕す働き手が少なくなってしまい、結果的には収入源も少なくなってしまう。といった状態に陥ってしまいます。

 

そして、借金をする。

年貢も納めなければならない。

 

収入は少なくなっていく・・・・

年貢も、借金返済もある・・・

これではどうしようもなくなるといった状況です。

 

そこで、農民は直虎に『徳政令』を出す様、お願いに来ます。

すぐ、直虎はその願いを聞き入れますが、結局は『徳政令は出せぬ。。。』と農民に言い、対立してしまいます。

 

これは、井伊家も農民と同じ、瀬戸方久に借金をしていたからでした。

簡単には徳政令を出せない。。。という考えになるのです。

 

では、瀬戸方久はどういった考えで直虎に徳政令を出してはいけない。という考えにしたのでしょうか・・・?

 

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瀬戸方久と井伊家(直虎)は同じ考えなの?

 

瀬戸方久

画像引用元:http://www.nhk.or.jp/naotora/cast/detail/setohoukyuu.html

 

この徳政令にひと肌脱いだというか、結果的には井伊直虎の手助けをするのがムロツヨシさん演じる『瀬戸方久』です。

瀬戸方久にとっては、徳政令が出てしまうと、お金を返してもらえない立場になるという事ですよね。

 

方久にとっては、もちろん徳政令が出るのを食い止めたい。といったところでしょう。

ですが、直虎にとっては、苦しむ農民をほっとけないし、更に年貢を納めている農民がいてこそ村全体が潤う。と考えます。

 

後に、今川から徳政令を出すように下知が直虎に出されます。

ん?でもよく考えたら・・・

徳政令で、井伊家も借金帳消しになるし、農民も助かるし、ええんちゃうの?』とつい、思ってしまいますが・・・

 

初めは、直虎自信が農民に徳政令の約束をします。

そうして、方久に徳政令を出す事を頼むと『井伊家の借金を全額返済すれば受け入れる』と言われ、それは無理な話だと諦めます。

 

でも、その後今川からの下知だとすると、井伊家の借金も徳政令によって、帳消しにされる事になるのでは?と思いますよね。

 

でも実は、小野政次の策略だ。と方久から直虎に告げらます。

小野政次は徳政令を出す事によって、虎松の後見を手に入れる事が出来る様な、手はずを整えているのです。

 

それを知った直虎は、徳政令を何としてもでも出す訳にはいきません。

そうして、方久と手を組んでなんとか徳政令が出ない様に考えます。

 

なので一見、方久と井伊家(直虎)は、同じ考えになるとは思えない様ですが、やはりキーパーソンは政次ですよね。

この政次の(井伊家を手に入れる)策略によって、結局直虎と方久は手を組む事になるのです。

 

う~ん・・・

政次は、本当に井伊家を手に入れてやろうと心底から思ってるんでしょうか?

この徳政令騒動によって、本格的に政次の考え方があらぬ方向へいってしまったのか・・・

そう思うと、なんだか切ないなぁって感じです。。。(^_^;)

 

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