第7話は、井伊家危うし!って感じでしたね。

それに、政直の気持ちや直親との関係も、今後どんな風に変わっていくのか気になるところです!

しかし、気になるのは政直の本音ですが・・・

 

各話のあらすじ(ネタバレ)については、こちらからどうぞ! ↓

2017年大河ドラマ【おんな城主直虎】あらすじ(ネタバレ)感想!

 

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目次

第8話『赤ちゃんはまだか』あらすじ(ネタバレ)!

 

第8話『赤ちゃんはまだか』あらすじ(ネタバレ)!

 

永禄二(1559)年。

直親と、しのが夫婦になって4年が過ぎた。

 

しかし、懐妊の兆しが無かった為、しのは龍潭寺で南渓の祈祷を受け、薬草を片っ端から飲んだり、直親の膳の上にはどじょうを上がらせたりしていた。

 

効果が現れない事を案じた次郎は、他に良薬がないか昊天に聞いてみた。

 

すると、昊天は

麝香があります。井伊では手に入りません。

と言った。

 

駿府では手に入るかの?

と聞く次郎に

 

しかし、相当値が張りますぞ。

と昊天が言った。

 

一介の僧に金銭の余裕は無い。

そこで次郎は、たった1つの財産である鼓を抱え、小野の屋敷を訪れた。

 

話を聞いた政次は、憮然とした顔で言った。

何ゆえ、俺が鼓を売って麝香とやらを買うてこねばならぬのでしょうか。

 

和尚様は当分お出かけにならぬと言うし、新野の伯父上に頼めば、父上や母上に伝わろう。さすれば、いろいろ面倒な事に・・・・

 

と言う次郎に政次は

本当に売ってしまって良いのですか?

と聞いた。

 

その鼓は、直親の父である直満が亡くなる前に買ってくれていたものだ。

 

だが、次郎は一瞬の迷いを明るく笑って振り払った。

そもそも墨染めの身で、かようなものを持っておるのもおかしいのじゃ。本来、無一文だしの。

 

その薬、己でも使ってみればいかがですか?

からかう口調になって政次が言う。

 

直親様の子をはらめば、問答無用で奥方の座につけるのだ。

 

そういえば寺に来たしのが、恨みがましい目を次郎に向けている事があった。

そういう事か・・・・・。と思った。

 

さようなざれ言が、しの殿に我を睨ませるのではないか。いい迷惑なのじゃ。

と次郎は言った。

 

しのと次郎

 

その頃、今川義元は家督を嫡男の氏真に譲り、自身は新たな領土とした三河の経営に集中し、更に尾張への侵攻に力を注いでいた。

 

侵略戦には大量の武具が必要となる。

井伊家に対しては、槍を200本納める様、達しがあった。

 

その今川と織田の戦いについて、左馬助と直盛が話していた。

そんな2人の話に身を乗り出して聞いていたのは直親だ。

 

その様子に気づいた直盛は

直親には留守居をしてもらいたいのじゃ。

と言った。

 

直親にとっては、初陣となる尾張攻め。ようやく家の一員に加わる事が出来ると思っていた。

 

何ゆえにございますか。

直親が、直盛に問うた。

 

お主は、大事な跡取りじゃ。戦にて、もしもの事があってはの。

と言う直盛に直親は、

負けようが無い戦にございましょう。

と言った。

 

しかし、戦は戦。何が起こるかは分からない。

 

その時、横から政次が口を挟んだ。

跡継ぎがおらぬ状態で戦に出すわけにはいかぬという事です。直親様にもしもの事があれば、井伊の家中は、また混乱することになりますので。

 

そう言われると出陣を言い張る訳にもいかず、直親は

承知致しました。

と直盛に言った。

 

政次が求めてきてくれた麝香を、次郎は直親の屋敷まで届けた。

 

子を授かりやすくなる薬でな。試されてみてはいかがかと。

次郎はそう言って、しのに薬を差し出した。

 

次郎様は、私が子を授からねば良いと思うてらっしゃる方ではないですか。さようなお方の薬など・・・・・。

しのは次郎を睨めつけて、そう言った。

 

次郎はあきれた。

私が、そなたと直親殿の邪魔をした事が一度でもあるか。

 

かように授からぬのは、子が出来ぬ様、すでに呪うておいでではないのか!

そんな言葉を発するしのに対し、次郎はカッとして言った。

 

恥を知れ!

そなたは、それでも直親殿の、井伊の奥方様なのか!

 

その夜、直親が龍潭寺を訪ねて来た。

昼間の様子を家臣から聞かされたらしい。

 

元々、涙もろいおなごではあったが、このところ浮き沈みが激しゅうてな。

と直盛はため息をつき、側女を持とうかと思っている事を次郎に話した。

 

ドキリとしながら次郎は言った。

その通りなのであろうが・・・。でも今の、しの殿に受け入れられるかの。あの有様で・・・

 

お家の為じゃ。

そう言う直親の態度や口ぶりに何か引っかかるものを次郎は感じた。

 

それから数日後、しのが屋敷から姿を消した。

 

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しのの憎しみ

 

寺に飛び込んで来た直親の側近、今村藤七郎が次郎の姿を見るなり言った。

実は、かような書き置きを残されまして・・・・。

 

そこには、『次郎殿、お恨み申し上げます。』と荒々しい文字で描かれていた、しのの文だった。

 

聞けば前日、直親の側室が決まったという。

 

私を恨んで死ぬつもりか。

と次郎は思った。

 

もしかすると、この寺で死に様を見せつけるつもりか・・・・・

 

そこに傑山が、しのを見つけたと知らせに来た。

 

井戸端にひざまずき、首筋に懐剣を当てているしのの手首を次郎は強く掴んだ。

その拍子に懐剣が弾け飛んだ。

 

いい加減になされよ!私はそなたに、ここまで恨まれる様な事は何もしておらぬ!

 

そう言う次郎に、しのは

私が、おとわ様じゃったらと誰もが思うておる。口には出さねど殿もお方様も皆も、直親様も・・・・・

と、肩を激しく上下させながら言った。

 

それを見ていた次郎は、この怒りを利用してなんとかしなくては・・・と思い、

分かった。そこまで言うならご自害なされよ。

と言った。

 

・・・・・え?。

 

正室が亡くなり、他にふさわしい者がおらねば、私の還俗も認めて頂けるかもしれぬしの。そなたの後釜に座るゆえ。

その言葉を聞いたしのは、懐剣をつかんだ。

 

直後、傑山がしのを羽交い締めにした。

決して、そなたを還俗などさせませぬっ!

しのは、泣きわめく。

 

そこへ、直親が姿を見せた。

しのを、ため息混じりに見やった。

 

ため息をつくな!

次郎が言った。

 

そうか、引っかかっていたのはこれだ・・・・と、次郎は思った。

何故、いつもさように他人事なのじゃ。何故、もっと共に悲しんでやらぬのだ。

 

そして、麝香の包みを直親に投げつけた。

そなたの女房なのだから、そなたがなんとかせよ!

 

そう言ってその場を去った次郎は、怒りもありながら心中、期するものもあった。

 

子が授かれば、しの殿は自分を取り戻す。

我が子を守り、強い母親になるに違いない。と・・・・

 

そして年の瀬、直親の依頼により、龍潭寺では大々的な子宝祈願が行われた。

 

その後次郎は、『側室を取るのは一年猶予してほしい。』と直親から申し入れがあったと、千賀から聞かされた。

 

子が出来無ければ、しのは里に帰る事も考えているという。

次郎は、ほっと胸を撫で下ろした。

 

明けて永禄三(1560)年5月。

今川義元から直盛に尾張への出陣の命が下った。

 

今川の為に働くは、快く思わぬ者もおるじゃろうが、その様な者は、山のごとき褒美をもぎ取る心づもりで向かってもらいたい。

直盛は言った。

 

留守を預かる直親や政次、直平、左馬助、中野直由ら家臣が見送る中、直盛ら井伊軍団は井伊谷を後にした。

 

今川総勢、二万五千。

尾張の織田勢、わずかに三千。

 

今川方の勝利を誰もが信じて疑わなかった戦いが、幕を開けようとしていた。

 

第8話『赤ちゃんはまだか』放送終了後の感想!

 

第8話『赤ちゃんはまだか』放送終了後の感想

 

今回の主役は、しのでしたね~!

しょっぱなから、しのの嫉妬が炸裂っ!

 

戦国時代というのは、正室や側室なんかがあって、愛情だけの世界じゃないんでしょうけど、やっぱり人間だし愛情が出るのは当然でしょうね。

 

しかし、そんな時代であっても、あれだけ嫉妬心も出るんや。。。^^;

 

しかし、貫地谷しほりさんの演じるしのは、なかなかムカつく感じで良かったと思いますね~。

 

でも、主人公の次郎法師もかなりキレてたから、それはそれでびっくりというか、そんな展開なんや・・・と思いました。

 

大体主人公って、優しくて性格が良い!ってのが常ですし、何も言い返さず。。。ってなるのかと思いきや、『恥を知れ!』って・・・^^;

 

なんかスッとしたわ。。。

 

しかも、直親にも『そなたの女房なのだから、そなたがなんとかせよ!』と言い捨てるのにもスッとしたわ。。。

 

いや~、しかし正室や側室がある時代に、あんなに嫉妬深かったら、しのさん、あんたさぞかし苦労するで、しかし。。。と思いました。

 

それと、やっぱり気になるのは、阿部サダヲさん演じる松平元康!

この人が、後の徳川家康になるの?こんな感じで?

 

という思いが、まだ捨てきれません。。。

 

だんだんと貫禄が出てくるんでしょうけど、現状は『阿部サダヲ』って役みたい。(^^)

 

でも、1人で碁を打って、1人で悔しがるところは阿部サダヲさんだから良かったかも!

 

でも今川氏真に、戦いについて褒められた後の自分を謙遜する姿が、やっぱり『阿部サダヲ』になってたよ。

 

ホント、阿部サダヲさん面白くて気になるわ。。。

 

それと、今回は政次の登場は少なかったですね。

 

少し気になったのは、戦に直親が参戦しようという意志表示をした時に政次が、『跡継ぎがおらぬ状態で戦に出すわけにはいかぬという事です。』と言って、直親を止めましたね。

 

この心情というのは、どっちかというと直親の命を思って・・・という事なのか?

もしくは、井伊家の為か?

 

どちらにせよ、政次の優しさがあるんだと感じました。

 

しかし、今回も直親は上手いことやってるな。。。って印象はありましたね。

 

しのと次郎法師の間で、あっちに言い訳(?)したり、こっちで釈明したり・・・って雰囲気に見えましたが・・・

まぁ、あれはあれで直親の苦労って感じなんでしょうけどね。

 

それと、戦に行く直盛に、前田吟さん演じる井伊直平が『ついでに義元の首も取って来い!』的な事を言ってましたね。

 

ホント血気盛んなご隠居やわ!