第14話では、瀬戸方久の力も借り、なんとかピンチを切り抜ける事が出来た直虎。
前回の感じでは、政次側についていた奥山六左衛門も、直虎の方に味方していく感じがしましたね。
しのは、相変わらず直虎を嫌ってる様ですが・・・
しかし、肝心の今川家からの沙汰を無視した事が、今後どの様な波乱となっていくんでしょうか。。。
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2017年大河ドラマ【おんな城主直虎】あらすじ(ネタバレ)感想!
目次
第15話『おんな城主対おんな大名』あらすじ(ネタバレ)!
『今川より、これなるお沙汰を頂きました。』
政次がすっと書状を差し出した。
『後見、瀬戸・祝田の徳政、再々にわたり命に従わぬ理由について、駿府まで直虎様が申し開きに来る様にとの仰せにございます。』
来た。
ついに来た。と、直虎は血の気が引いた。
『行けばどの様な事が待っておるのかは、重々お分かりの事と存じます。駿府へ行かずとも済む手だては、ただ一つ。』
と、政次が言う。
それは、政次を虎松の後見とするのを認める事だ。
『では、申し開きに参るしかなかろうの。』
直虎から、そう言われた政次は、表情をぴくりとも動かさず返した。
『わかりました。では、お供致しますゆえ、出立の日などを後ほどお教えくださいませ。』
そして、政次は退席した。
直虎から大きな息が漏れ落ちる。
『病だと、引き延ばされてはいかがですか。』
六左衛門が言った。
『病がちな者に、後見など出来ぬと、首をすげ替える理由を与えるだけじゃ。』
それに、おなごがやった事と見逃してももらえまい。
向こうの影なる大将は、寿桂尼だからだ。
もはや逃げ場はない。駿府へ出向くしかないのだ。
『行くなれば、せめて守りだけは固めたい。』
そうなると、武人として誰より腕が立つのは、直之だ。
『そなたから頼んでみてはくれぬか。』
そう言われ、六左衛門はあたふたと館を出て行った。
ほどなく、六左衛門が直之を連れて戻った。
そして、直之が口を開いた。
『すぐに後見を降り、駿府の言う事をお聞きなされ。』
『・・・・・・・嫌じゃ。』
『直親様のご最期をお忘れになられたのか!あの二の舞いとなればどうするおつもりじゃ!』
『そうはならぬ様、方策を考えておる。』
方策といっても、防御を固める位だ。
しかも、その中枢にと期待するのは直之だ。
『供の者を犬死させるおつもりか。殿が駿府へ行く。ずらずらと人がついて行く。その先には犬死しかなかろうが!これ以上、井伊から人をなくしてどうするおつもりか!後見を降りると言え!』
語調の荒さに直虎は、カっと眉を吊り上げた。
『誰に向かってものを言うておる!』
さすがに黙り込んだ直之が、しばしのち、分かった。とつぶやいた。
『勝手になさるがよい。おなごの浅知恵には付き合いきれぬ。』
『負ける事しか考えぬ、おなごの腐った様な男など願い下げじゃ!』
憤然と立ち去る直之を六左衛門が慌てて追った。
駿府へ出立
ため息をつき、直虎は考えた。
直之以外に武士団を率いる力量のある者はいない。
多くの供を危険を承知で同行させるのもためらわれた。
結果、傑山、昊天ら、龍潭寺の腕利きの僧を中心に組織される事となった。
出発の前夜、直虎は急に思い立ち、寺の井戸端に向かった。
そして、橘の木に向かって話しかけた。
『直親・・・・・』
橘は、井伊の家紋に用いられている花だが、直親に見立てて声をかけるなど初めての事だった。
『因果なものでな、明日われも駿府に申し開きに行く事になった。いざとなれば、尻尾を巻いて返って来るつもりだが・・・出来れば、道中、守ってくれればありがたい・・・』
直虎に答える様に風が吹き、さわやかな香りがした。
安堵した直虎は、井戸端を離れた。
初夏の日、お忍びに近い出立で、見送るのは六左衛門と佑椿尼の二人だけであった。
『では六左衛門、留守を頼んだぞ。』
『それがしは、己が情けのうございます。中野殿は、説得出来ず・・・・殿をむざむざ駿府に向かわせ・・・・。』
『おなごに手をかける程、今川も落ちぶれてはいまい。』
直虎は明るく言い、母に顔を向けた。
『では、母上。』
『直虎、まずいと思ったら変な意地を張らず、すぐに逃げ帰るのですよ。約束ですよ。』
『はい。行ってまいります。』
旅の前途の、どこで何がまっているのか分からない。
地面を強く踏みしめ、直虎は歩き出した。
寿桂尼が待つ、駿府の地に向かって・・・・・・
【おんな城主直虎】浅丘ルリ子演じる寿桂尼はカリスマ女戦国大名!
第15話『おんな城主対おんな大名』放送終了後の感想!
いや~、今回でやっぱ政次は、本物のワルになっていないって事が解りましたね~!
(と、私は思っている)
まず一番最初、寿桂尼に
『直虎を申し開きに来させよ。』
と言われた時の、政次の表情と言葉で、
『あ、やっぱ直虎の事まだ好きやん♡』と思いました。
出家あがりのおなごにお手をわずらわせて・・・という言い方で、寿桂尼に、『それがしにお任せください』と言った政次を見て、私はそう感じました。
政次は、直親が死んだのは自分のせいでもあると思っている。
自分だけ幸せになる訳にはいかない。
直虎の悔しさや憎しみを向ける相手となる覚悟をした。
・・・と、こんな感じなのかなぁと、私は思ったりします。
後は、しのの妹・なつが言ってた言葉も一理あるなぁと思いましたね。
結果的には井伊を守ろうとしている。今川の盾になろうと・・・
そして、南渓和尚が言った『政次の本意を読まれる事によって、盾にはならなくなる。』という言葉も納得!
自分の考えが解ってしまうと、ダメって事。
悪役として盾になった方が自分以外の人達(井伊家)にとっては、ベストだという事でしょうね。
しかも、直虎がヘビで怖がる声を出した時に真っ先に飛んでいこうとした政次。
それを止め様とした傑山は何?何なのっ!!
・・・と、興奮してしまいましたが・・・・
ま、傑山は政次を信用してないからかぁ・・・(^_^;)
それに直虎が襲われた時、政次は刀を抜こうとしてましたね。
今川の手下に逆らおうとしたって事やしね。
やっぱり、昔の心が残っている政次だったなぁ。
脚本家の森下佳子さんのオリジナルストーリー、なかなかいいねぇ!(^o^)
それと・・・しのめっ・・・
というには、今回の登場は少なかったから、置いといてと・・・
直之めっ・・・
と思ったけど、結局最後は村人達の気持ちもあってか、だんだんと直之も考えが変わってきました。
やっぱ、殿と対立してても良くないからね~。
とにかく良かった良かった。(^^)
それと、その直之の姿になってた直虎。
なんか、柴咲コウさん可愛いかったわぁ。。。
頭ボサボサ具合が。。。(^^)
よ~考えたら、直之ってこんなに頭ボサボサやったんや。と、直虎によって解らせてもらえた気がしました。
ありがとうございます。
そして、今回も最後は六左衛門が良い味出してましたね~。
その六左衛門と井伊に戻る、直虎の頭はストレートヘアに戻っていました。
直之のズラはどこに行ったのか・・・?
井伊に戻った時に、迎え出ていた直之の髪型を、ガン見してもうたわ。(^^)
しかし、最後の今川氏真と政次の会話を聞いていたら、『やっぱり、ワル政次か?』って思ったり・・・
そう思うと、高橋一生さんの演技が素晴らしいなぁと感じたてまつりそうろう。。。
(意味解らず・・・)