2017年大河ドラマ『おんな城主直虎』が始まりましたね。
今回は、このオープニングの曲と映像について取り上げてみたいと思います。
オープニング曲は『菅野よう子』さんで、タイトルは『天虎』。
そして、オープニング映像は『古屋遙』さんで、テーマが『戦う花』。
そういえば、タイトルにちなんで(?)、どちらも女性が制作されていますね!
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『おんな城主直虎』オープニングテーマ曲のタイトルは『天虎(あまとら)』!
画像引用元:http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/yoko-kanno-interview
2017年大河ドラマ『おんな城主直虎』のオープニングテーマ曲を手がけたのは、『菅野よう子(かんの ようこ)』さんです。
菅野よう子さんといえば、2013年下半期のNHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』で、今回と同じく脚本家の『森下佳子』さんとタッグを組んでいましたね。
その菅野よう子さんいわく、今回のテーマ曲は、NHK交響楽団オーケストラの、キリリとした魅力が生きる曲にしようという思いがあったそうです。
主人公が女性という事で、その華やかさを演出するピアノの音色が、思い浮かんだそうで、やんちゃな女性をイメージした曲の様です。
『おんな城主直虎』のオープニングテーマ曲は『天虎(あまとら)』というタイトルで、全体では約20分ある曲です。
その一部がオープニング曲として流れています。
個人的には、なんだか映像と、すごくマッチしているなぁと感じましたが、皆さんはどうですか?
なんだか、こういったオープニングも素敵だなと、素直に感じましたね。
『おんな城主直虎』オープニング映像にはたくさんの深い意味が!
画像引用元:http://www.cinra.net/interview/201410-tokyomidtowndesigntouch?page=2
そして、『おんな城主直虎』のオープニング映像を手がけたのは、クリエイティブディレクターの『古屋遙(ふるや はるか)』さんです。
このオープニング映像のテーマは『戦う花』という事で、その映像には植物達が、色鮮やかに移り変わる様子が流れます。
古屋遙さんいわく、井伊直虎から虎松(井伊直政)へ、受け継がれたもの。
そういった思いを植物や花で表現されたそうです。
『花の生命力』というものを抽象的に表現する事で、観る側が違った解釈をする。という事が狙いの様ですね。
こういった『新しい大河のオープニング』というものを楽しむ目的があったんですね。
実際に大河ドラマ『おんな城主直虎』がスタートして、ネット上でも賛否両論がありますが、観る側の解釈で本当に感じ方って違うんだなぁと思いましたね。
しかし私が面白いなぁと感じたのは、この映像にはプラントハンターの西畠さんの協力で、『直虎の花』というものが作られているんですよね。
画像引用元:http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO020732/20160110-OYTAT50000.html
最近、よくテレビで見かける、世界中の珍しい植物を自分で直接探しに行って、持ち帰ったりしているプラントハンターの西畠さん。
その西畠さんと協力して、古屋遙さんが手がけた『直虎の花』ですが、その源泉となった植物は、『ツバキ、ノウゼンカズラ、アデニウム』の3つです。
こちらがツバキです。
花弁に『しぼり』という白いラインが入ったもので、ピュアなイメージを伝えています。
画像引用元:http://www.mitomori.co.jp/hanazukan/hanazukan2.11.24.html
そして、こちらがノウゼンカズラ。
環境の変化にもめげないそうで、その生命力をヒントにしたそうです。
画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9
最後は、アデニウム。
別名が『砂漠のバラ』と呼ばれる花で、過酷な状況でも花をつけるんだそうです。
力強さのシンボルとして採用!
画像引用元:http://www.yasashi.info/a_00017.htm
なんでも、西畠さんいわく、中東の砂漠で一輪だけ咲いている花を見た事があるそうです。
その花は直虎とのコンセプトが違うけど、すごく感動した記憶があるそうで、一生懸命戦う直虎の強さという意味で共通したイメージを伝えたかった様ですね。
う~ん、さすがプラントハンター!って感じですよね!