さて、龍雲丸率いる龍雲党に捕らえられていた直虎でしたが、無事、井伊家に戻る事が出来ました。

そして方久が持ち込んだ、材木での商い話。

龍雲丸を説得し、一緒に商いに加える事にした直虎でしたが、これからどうなるのやら・・・

 

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目次

第22話『虎と龍』あらすじ(ネタバレ)!

 

 

龍雲丸率いる一団は、井伊谷を訪れるとすぐに山中に入り、作業を始めた。

寝泊まりも出来る小屋を立て、木を切り出す山道を造る。

 

様子を見に行き、眉を逆立てて直虎にねじ込んできたのは、直之であった。

気賀から連れてきたという者ども。あれは、かつて井伊の木を盗み、逃げ出した輩ではないですか!

 

更に直之は、実は木を盗んだ輩が、直虎をさらった賊でもあったという事を知り、目を向いて叫んだ。

 

ならず者を引き入れて、何かあったらいかがなさるおつもりですか!

聞いていた方久が、ここで助け船を出した。

 

荒くれ者を手なづけ、家来とする話もあるではございませぬか。

そうじゃ!と手を打ち、直虎は言った。

 

屈強な家来衆が出来るかもしれぬぞ!

常日頃、家内の武力不足を嘆いている直之は、不承不承ながら男達の受け入れを認めた。

 

問題は政次だ。

悪党は死罪にすべしと主張していた政次だったし、論じたところでらちは明くまい。

 

ここはやはり南渓の力を借りようと、龍潭寺に出向いた。

龍雲丸を寺の預かりにする?

 

はい。寺の預かりという事であれば、政次もうるさいことは言えますまい。

まぁ・・・・男ぶりがよいしのぉ・・・。あの目が良いの、目が。まぁ、もう殿も大人であるしの。

 

もしや、まさかわれが龍雲丸に恋心の様なものを抱いていると・・・・・・?!

そして、真っ赤になった直虎が言った。

 

和尚様、われは領主とは奪う者でもあるが、与える者でなくてはならぬと思い、役目を与えただけにございます!!

やたらムキになって言った。

 

そこまで考えておるのなら、妙な小細工せず、政次に言うてみては良いのではないかの。

それもそうか・・・・そもそも小細工して、政次にバレなかった試しは無いのだ。

 

直虎は、政次に事情を話して伐採現場に連れて行き、龍雲丸に引き合わせた。

そこで、材木の引き縄を見た政次は、龍雲丸に向かって言った。

 

これは、珍しい結び方だな。

ああ、これは船乗りの知恵でして、硬く留まるわりに、ほどきやすいんでさ。

 

皆、船に乗っておったのか

金山で穴掘りをやっておった者、木の仕事をしていた者などもおります。バラバラでさあ。

 

大した働きぶりだ。だが、近藤殿の目に触れぬ様に。何かあれば、いつでも引き渡せるという事を忘れぬ様にな。

そう言って去っていく政次を、直虎が追いかけていく。

 

その後ろ姿を見送りながら、龍雲丸は六左衛門に尋ねた。

何故、殿様があの様に、家老に気を遣うんでさ。

 

但馬殿は、今川の目付でもあるからのう。

ふうん・・・・。窮屈な話じゃな。

 

政次に追いついた直虎は、歩きながら説得した。

の!あの者達の技は、目を見張るものがあったろ!

 

殿があの者達を飼いならせるなら、何も申しませぬ。

分かった。悪さをせぬ様に、われも重々気を配る。

 

胸の高鳴り

 

それからちょくちょく、直虎は山に足を運ぶ様になった。

よく、あのような木が切れるの。

 

太い樹木が倒れるさまを感心して見ていた直虎に、やってみますか?と龍雲丸が声をかけてきた。

 

六左衛門に手伝わせ、二人で両方から引く、重く大きなのこを直虎は使おうとしていた。

が、なかなかうまくいかない。

 

いいですか。手はこう!・・・・聞いてますか。

龍雲丸が後ろにつき、手に手を重ねて体と体が密着した時、直虎はドキっと、胸をときめかせてしまったのだ。

 

・・・・・あ。こ、こうか。

頬が触れ合うほど近くに龍雲丸の顔がある。

 

そうそう。そして、腹の下に力を込めて

せぇの。と、のこを引くと木にぐっと、のこの歯が入るのを感じた。

 

しかし、直虎は男の体温と匂いに変に意識してしまって、南渓和尚の『もう大人だのなんだの・・・・』という言葉が浮かんだ。

そして、『だぁあああああっ!

 

と、龍雲丸をはねのけ、その腕の中から飛び出していた。

逃げる様に走っていく直虎を、龍雲丸はぽかんとして見送った。

 

煩悩め・・・・。滅したと思うておったが・・・・・

直虎は、山林の中を駆け抜け、一気に川辺までやって来た。

 

すると、龍雲丸の手下のモグラが米をといでいた。

そういえば、そなたらの中には、かなり読み書き出来る者がおろう。あれは・・・

 

あぁ、頭が。頭は、どうも侍の家の子だったようでさぁ。・・・・わしら、お互いの事は、それほど話さねえから詳しくは知らねぇが。

 

人には明かしたくない事情を抱えているのかもしれない。直虎もそれ以上は尋ねる事はしなかった。

 

その夜、直虎はなかなか寝付けなかった。

 

武家の子が何故・・・

もしや、亀の様に追われ、そして戻れず・・・・

あの者は、亀の代わりに井伊を・・・

 

亀之丞と龍雲丸が重なり合い、様々な妄想が広がっていく。

昼間、背中に感じた龍雲丸の熱・・・・

 

しかし、はっとした。

そうだ、亀之丞は他のおなごと、子まで・・・・

 

直虎は、布団を頭までかぶり、無理やり目をつぶった。

 

悪評

 

それから十日ほどが過ぎ、良くない評判が聞こえてきた。

気賀から来た男達が博打場を開く様になり、入り浸った百姓には、種もみまで売った者も現れたというのだ。

 

訴えを聞いた直之が、龍雲丸の手下を引っ立ててきた。

仕方なく、直虎は龍雲丸を呼んだ。

 

端正な顔立ちを見ているだけで、顔が熱くなりそうな直虎は、動悸を抑えながら言った。

一年ほど前は徳政を求め、一揆すら起こりかねぬ様子だったのじゃ。ようやく落ち着いたところでな。・・・博打は控えてもらいたい。

 

俺らがやんなくても、陰でやってるやつもいると思いますがね。

・・・・・・控えてもらいたい。

 

へいへい。分かりましたよ、お殿様。

なんじゃぁ、その口ぶりは!

 

怒声を発する直之を無視し、手下を連れて龍雲丸は引き上げた。

しかし、悪評は続いた。

 

どぶろくを盗み飲まれたという話や、娘が追い回され襲われそうになった。など、その度に犯人と目された男と龍雲丸が呼び上げられた。

 

俺らを疑う前に、そいつらが嘘ついてねぇかどうか調べたらどうなんだよ!

男の一人が言った。

 

百姓と賊なら、まず賊を疑うのが常道だという直之に、龍雲丸が言った。

なら、そもそもこんな話なぞ持ってくるなって感じですし、今日までのもん頂ければ、こちらは引いてもかまわねえんで。

 

直虎は、近臣を集め評定を開いた。

井伊の領内に分かる人間がおれば、次からはよそ者を頼む必要は無くなる。百姓にやらせれば、冬場の小遣い稼ぎにもなる。

と政次が言った。

 

六左衛門も方久もうなずき、納得した顔になる。

待ってくれと、直虎が言った。

 

われは、あの者達と役目を通じ、助け合う間柄になりたいのじゃ。使い捨てる事は本意ではない。あの者達と通じておく事は井伊の民にとって、どれだけの助けになるか分からぬ。

 

井伊の民が苦情を訴えてきておるわけです。繋がりを持ちたいと思っておるのは、殿だけなのではございますまいか。

政次にそう言われ、直虎は龍雲丸に対して抱く感情を、ズバリと言い当てられた気がした。

 

和解

 

それからしばらくして直虎は、百姓の八助と角太郎、龍雲丸の手下のカジとモグラに、皆で一緒に猪狩りにいく様命じた。

 

なんで、こいつらと狩りせんといかんでぇ。

そりゃ、こっちのせりふだ。

 

仕方ないではないか。殿が猪を食べたいと仰せなのじゃから。

直虎からまとめ役を仰せつかった直之が怒鳴った。

 

やがて日が傾き始め、あちらこちらの村から人が集まってきた。

直虎が、猪鍋の宴の席をもうけたのだ。

 

そこへ猪狩りに出かけた皆が戻ってきた。

不機嫌そのもので出ていったはずの直之ら一行が、満面に笑みを浮かべている。

 

猪の穴に落ちてさぁ。猪よりバカっつらだな、おめえは!

すっかり、皆が打ち解けている。

 

遠くから見ているだけだから、恐れや思い違いが生まれる。

お互いに近づけば、誤解も解けるし同じ敵に向かう時には、人は手を結ぶはず。

 

そして、その宴で今までの誤解も解けた。

どぶろくを盗み出したのは、実は百姓仲間だという事や、娘を追ったのは、娘が落としたお守りを渡そうと追っかけたからだったという事も、明らかになった。

 

遅れて姿を見せた龍雲丸は、直虎に近づくと浅く一礼してから言った。

今度、猪取ってきますんで。

 

つまりは、井伊谷に残るという事だ。

顔を輝かせる直虎に、龍雲丸が微笑みかけた。

 

お役目、続けてよろしいですかね?

もちろんじゃ。よろしく頼む!

 

それを離れたところから見ていた政次は、下らぬ感情など飲み干せとばかりに、盃をぐっとあおった。

そして、一人静かに去って行った。

 

その夜は、酒を過ごし、直虎は酔い潰れるまで飲んだ。

そして、龍雲丸を捕まえ、口走った。

 

どうせ、そうやってわれの元から去るつもりなのであろう。

あ、・・・・酒、取ってきますね。

 

われは、しつこいゆえ。どうせ、そなたは・・・・どこかに子でもおるのであろう!

全く意味が解らない。

 

龍雲丸は逃げ出そうにも、直虎に腕を捕まれている。

そなた、このまま井伊に残れ。われのものになれ!

 

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第22話『虎と龍』放送終了後の感想!

 

 

いや~、今回はなかなか恋愛チックな場面が多くて良かったなぁ。。。(^^)

まずは、木を切る時に龍雲丸と密着した直虎!

 

あんなにドキドキするかぁ?!

一体いくつやねん!って、思わず突っ込んだわ。。。

 

まぁ、思えば直虎って直親ともチューすらした事ないんやろしなぁ。。。

煩悩が・・・煩悩が・・・言うてはったしね。^^;

めっさ、ウブやん。。。

 

そんな直虎に、段々龍雲丸も惹かれてくるんやろか?

てな恋愛ドラマ的にはならへんのかなぁ・・・?ね~、脚本家の森下さんっ!

 

皆さん気になりません~?!私は、めっちゃ気になるわー。

 

あれは直虎、恋してるね!うん。

最後の『われのものになれ~!』が、良かったわぁ♡

 

でも、その言葉を聞いた直之と六左衛門の表情の違いが面白かった。。。

直之は、呆れ顔。

六左衛門は、めっさ驚いてたやん。

 

なんか、六左可愛いー。。。

イノシシ怖がって、直虎にひっついてたのも可愛いかったけど・・・

 

しかし、直之はホント怒りっぽいね。

でも、あんだけはっきり物が言えたら、さそがしストレス溜まらんやろね。

羨ましい。。。

 

それと、政次・・・

うーん。やっぱ、直虎が好き??

 

最初のシーンでは、政次が直虎より偉そうな感じで話してたりするのを見て、なんか亭主関白っぽくて、ほのぼのと観てしまってたけど、後半はなんか切なかったなぁ。

 

龍雲丸と直虎が楽しそうに会話してる姿を見て、そっと屋敷に戻った政次。

そして、独り言で『くだらんぞ・・・但馬。』ってゆーてたよね~?!

 

何~?何~?

めっさ気になる・・・

 

やっぱ、そういう事やんね。

直虎の事・・・

 

はぁ・・そうなら切ないわぁ。

龍雲丸もいいけど、政次ともくっついて欲しいと思ってしまう~!

 

でも、直虎は生涯独身やから、誰ともくっつかへんねんけどね。

う~・・・ガルルル

 

しかし、今回氏真の登場シーンあれ何??

得意の白豆を潰してはったけど・・・

なんだかお怒りの様やったね。

 

では、今週の気になる事~!

やっぱ近藤康用の横髪(?)から下へ、モミアゲと繋がったモジャモジャやね!

 

かなり釘付けにされたわ。

どんだけ剛毛やねん!んで、かなり天パ?

 

それと、龍雲丸のメッシュ(?)何で染めてるん?

今までなんも考えんかったけど、康用っつぁんの剛毛から龍雲丸のメッシュへ目がいってしまったやん。

 

しかし、あんな時代にメッシュしてる人おったんやろか・・・

う~ん、今回は髪型関係が気になってしまったわ。。。