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とうとう祐椿尼が亡くなってしまいました。

それをきっかけに、万千代と直虎が会う機会が訪れましたが、ますます二人の溝は深まるばかり。

その万千代は、家康に一万石を賜る手柄をたてました。

これから更に、家康の側で活躍するのでしょうか?

 

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目次

第45話『魔王のいけにえ』あらすじ(ネタバレ)!

 

 

田中城攻めの陣中で起きた、家康殺害未遂事件の処罰は苛烈を極めた。

 

近藤武助は市中引き回しのうえ、八つ裂き。

一族もことごとく死罪とされた。

 

これで幕引きかと思われた。

が、これは徳川家を襲う最大の悲劇の幕開けにすぎなかった。

 

天正七(一五七九)年四月、家康の側室が男子を産み、長丸と名付けられた。

後の二代将軍・秀忠だが、この世の誰一人、今はそれを知る由もない。

 

和子様がお生まれになったと、岡崎へ使いせよ。

康政に命じられ、万千代は信康のもとへ向かった。

 

歓喜に沸いていた浜松城とは正反対に、知らせを受けた岡崎城には、冷気と緊張が広がった。

 

・・・・母上、おかしな顔をなさっておいでですよ。

そなたこそ、おかしな事を。そなたに弟、徳川としてこれほどめでたい事はございますまい。

 

家康の正室・瀬名は微笑していた。

が、強い怒りを押し殺しているのは明らかだった。

 

浜松に戻り、万千代は言われるがまま岡崎で見聞きした事を告げた。

・・・・弟が生まれただけなのじゃがのぅ。

 

岡崎は今、立場が弱うございますゆえ。弟君がうまれたというだけでも不安を覚えるのかもしれませぬな。

何か岡崎が喜ぶ事を考えた方が良いかもしれぬの。・・・織田にも顔が立つであろう。

 

お家騒動

 

直虎のもとに、瀬名からの文が届いた。

信康様の側室を探しておられるそうで、井伊谷によいおなごはおらぬかと。年の頃のよい後家、もしくは男の生まれやすい家のおなごでと。

 

・・・信康様のご嫡男が欲しいということかの。

と南渓が言った。

 

織田家から嫁いだ正室・徳姫には二人の娘がいたが、信康の跡継ぎとなる男子はいない。

一方、家康に男児・長丸が生まれた事は直虎も伝え聞いていた。

 

瀬名は焦り始めたのだろうか。

わが子が徳川家の世継ぎの座を長丸に奪われるのではないかと・・・。

 

瀬名には申し訳なかったが、お家騒動のにおいがするので、直虎は側室探しには関わりを持たない事にした。

 

家康は思い切った策を評定にかけた。

信康は浜松城に、家康が岡崎城に入るというのだ。

 

殿が本城を開けるのといいますのは・・・?

酒井忠次は驚きを浮かべながら言った。

 

信康は織田の娘婿。浜松を任せるとなれば、織田の覚えもよかろうと思うがな。

ああまで織田に気を使わなければならないのかと、あきれた気持ちで、万千代は家康を見ていた。

 

安土城が出来上がったので、祝に上がるとともに、その旨を織田に伝えるという予定で、忠次は安土城へ向かった。

しかし、戻ってきた忠次から、徳川は思いもよらない報告を聞く事となった。

 

それで、信康様が武田と通じておると認めたと。信康様を斬るなどと請け負うてきたと申すのですか!

大久保忠世の怒声が浜松城の広間にとどろいた。

 

うなだれていた忠次も顔を上げて叫び返した。

ああ言わねば、徳川ごと反旗を翻したと言われんばかりじゃった!

 

徳姫からの書状

 

安土城の豪華絢爛な一室で忠次は平伏し、織田へ礼を尽くして応じていた。

その刹那、襖が閉じられ、明智光秀が一通の書状を忠次の眼前に突き出して言った。

 

徳姫様より書状が届いた。

 

そこには十二ケ条にも及ぶ信康の悪行愚行がずらりと書き連ねられていた。

信康殿は、徳姫様に断りもなく側室を置き、ないがしろにしておられる。これはまことか?

 

返す間もなく内通は?と、信長が畳みかけた。

書状によると、信康殿は武田と通じておるとの事なのじゃが、これはまことか。

 

いや、まさかさような事は・・・

岡崎はせんだっても内通者を出したばかり。そのうえ浜松に男子が生まれた。立場を危うく思うた岡崎が謀反を考えるのでは?もしや、浜松の指図で岡崎に内通をさせておるのか!

 

めっそうもございません。浜松は織田に忠誠を誓うておりまする!

ではこれは岡崎・・信康が勝手にやっておる事と。そう考えてよいのじゃな?

 

まず、調べましょう。織田に申し開きをするにも向こうの挙げた話がまことであるか、それを調べねば、無実であると出られませぬ。

康政がそう答えた。

 

しかし今回の件は、織田の言いがかりである事が明白になった。

瀬名は、信康の側室に二人の女を立てていた。武田の元家臣の娘ではあったが、両家とも今は徳川に下り、忠実な家臣となっていた。

 

織田が信康に家康と同じ従五位下(じゅごいのげ)の官位を与えたいと言い寄って来たことも明らかとなった。

信康は、信長がてなずけ様としている事を察し、これをやんわり断った事も分かった。

 

私見ではございますが、それがこたびの言いがかりのきっかけになったのではないかと。取り込めぬなら、いっそ・・・

そう言って康政が、報告を締めくくった。

 

信康にふさわしい側室が見つかったという文が瀬名から届き、直虎はほっと胸をなでおろした。

前の文を無視していた事も引っかかっていたし、祝いを述べようと直虎は岡崎へ向かった。

 

十五年ぶり、いや、もっとにございましょうか?

瀬名は浮き立つ様な声で、今日からこちらへ家康が移り、信康が浜松の城に入る事を話した。

 

信康様は、やはりまごう方なきお跡継ぎであると、内外に示すということか。よかったのぅ。

そう言う直虎の声をかき消す様に切迫した声が聞こえた。

 

榊原殿、何をなされます!殿!これは?!

瀬名と直虎は廊下に出た。

 

そこには数人の男に捕えられた信康の姿があった。

武田と内通したるかどにて、信康様を大浜城へ幽閉のうえ、死罪とする事となった。

 

ふらりと前に出る瀬名を直虎は声もなく見ていた。

 

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第45話『魔王のいけにえ』放送終了後の感想!

 

 

いやー、今回はホント色んな怖さが出てた回でした。。。

まずは、徳川家康の側室が男児を産んだ事!

 

この時代はそれが当たり前なんやけど、よく考えたら、つくづくこの時代に産まれんくて良かったと思うわ。

 

だってさ~、奥さんの立場からでも、『愛人オッケーよ!』って認めなあかん訳でしょ。

で、愛人に子供が生まれたら、(自分が子供を産めなかったり、女の子だったりすると)今だと、財産をその子に持っていかれる。って事でしょ。

 

まぁ、今回の瀬名の感情からしたら、そういう事なんやろね。

嫉妬もありーの、徳川までも持ってかれる心配もありーの。。。

 

それと、怖いというと別の意味で、榊原康政はんの表情。^^;

いつも、すごく冷静。

 

 

万千代との顔表現の温度差の違いに、今回も恐れおののいたわ!

てか、かなり笑けた。。。って感じ。

 

表情豊かな万千代 VS 無表情男の榊原康政。

この、あまりの違いを見ていたら、顔がニヤけてくる。。。^^;

 

 

しかし榊原康政はんが、慌てる姿もなんか新鮮よ!

そんな榊原康政と万千代は、後に親友となるのよね!(詳しくはこちらをどうぞ ↓)

おんな城主直虎】榊原康政(尾美としのり)と井伊直政(菅田将暉)は親友だった!

 

さて、今回怖かったものは、まだ続きます。。。

そりゃもちろん、この人です!

では、登場して頂きましょう~!^^;

デスノート リューク 信長さん~!

 

 

海老蔵さんのおかげで、織田信長の悪魔的な怖さを伝えてもらえてます!って感じ。

かなりの恐ろしさを充分に表現されておま!

 

 

ま・・・^^;、この怖さから、たくさんの人を陥れようとしてはるんやね。

酒井忠次もその一人っちゅー訳やね。

 

大河ドラマ見てたら酒井忠次が、ふてぶてしく見えるけど、よく考えたら酒井忠次も、気の毒な話やっちゅーねん!

 

リューク信長から放たれる、目ヂカラビームを浴び、恐ろしさにビビりながら家に戻って来たところを上司から『相手側へ行け!』的に言われる訳やね。

 

 

で、その家康も悲しむ場面が。。。

妻や子供を、相手側からの言いがかりで、殺さなあかん様な事になるなんざ、世の中腐ってるぜ!

(てか、戦国時代はここだけ見たら、腐ってるよねー)

 

 

んで、ついでに怖さの部分で失礼ですけど、栗原小巻さん演じる『於大の方』が、なんかこえ~。。

顔の迫力という部分もあるし、ま、武家の説明を聞いてたら、つくづく『戦国時代に産まれなくて良かった。』って思ったしね。

 

あとは、怖くはなかったけど、氏真が久々やった。

 

 

いつになくカッコイイ氏真でした。(*´∀`*)

ま、家康の人柄もあるやろけどね。

 

さて最後は、懐かしのあぶり出しに出会えたよー。

 

 

氏真ぼっちゃん、久々のヒットじゃん!

てまり以外での活躍、がんば!\(^o^)/

 

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