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とうとう高瀬の正体が、直虎に知られる事となりました。

そして、龍雲丸と共に堺へ行くはずだった直虎は、結局、井伊谷に残る決心をします。

そんな折、武田信玄が客死し、再び井伊谷は徳川領となったのです。

さて、井伊はどうなるのでしょうか?

 

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目次

第39話『虎松の野望』あらすじ(ネタバレ)!

 

 

松下の虎松でございます!

虎松の成長した顔を直虎は感慨を込めて見つめた。

 

虎松を松下家の養子としたのは五年前。

その虎松が十四歳となって、直虎の目の前にいる。

 

虎松の目に挑戦的なものを感じた直虎は、井伊家の再興を諦めよ。と言った事を未だに納得していないのでは?と感じた。

 

天正二(一五七四)年十二月十四日。

井伊家では、直親の十三回忌法要が執り行なわれた。

 

虎松としの、そして守役の六左衛門。

虎松のいとこである亥之助となつも、久々に井伊谷を訪れた。

 

法事の後、直親をしのぶ宴が開かれた。

その席で直虎は、意外な事をしのから聞かされた。

 

虎松は、徳川様にお仕えしたいと言い出しまして。そうなると、松下家の行く末も、めでたいのではないか、と・・・。

 

虎松は、前髪を落としていない。

それも、いずれふさわしい誰かに成人名を与えて頂く為だという。

 

・・・・しっかりしておるのぅ。

直虎が感心しながら言った。

 

そしてなつが、前と変わらぬ控えめな口調で言った。

おとわ様、虎松と亥之助が無事お仕えしましたら、私はこちらへ戻り、髪をおろそうかと。

 

・・・よいのか。なつは、それで。

はい。本望でございます。

 

穏やかな笑みを見て、直虎は思った。

政次の弟の玄蕃と結婚し、亥之助を産み、夫を亡くしてから政次に尽くした。

 

そんな、なつがいてくれなかったら、政次の生は、とても寂しいものだったかもしれない・・・と。

 

見違える程、豊かになっている井伊谷に見とれている虎松に案内役の直久が言った。

武田に焼かれた折に、皆、奮い立って水堀や井戸なども整え直したのです。

 

広い田畑は、よく手入れされ、人々の服装も質の良い木綿である。

これらすべてを成し遂げたのが、領主の近藤ではなく、実は直虎であると聞かされ、虎松は驚いた。

 

諦めよと言うたくせに・・・

そっちにその気が無いのなら、この俺がここを取り戻して、再び井伊の領地としてくれる。

 

そう、胸中で思う虎松は十五歳となった。

 

徳川家は拡大した領土を治める為、浜松と岡崎を拠点としていた。

浜松の城主は家康で、岡崎の城主は嫡男の信康だ。

 

虎松は、井伊とゆかりのある瀬名に目を付けた。

瀬名は、信康と岡崎城にいる。

 

家康との対面については、義父・松下源太郎の弟である常慶が、願い出る段取りにはなっているが、それだと松下虎松として仕える事になってしまう。

 

そこで虎松は、南渓に頼んで、姪にあたる瀬名に家康宛の文を託したのである。

その文には、自分は井伊の名でお仕えしたいという思いがあるが、自分からは言い出せぬので、殿から『井伊と名乗って仕えよ』と命じて欲しいといった内容だ。

 

家康は、その文を読んで苦笑した。

・・・うまいの。

 

瀬名を使って、わしの口から言わせようとは、十五のこわっぱのやり口とは思えない。

家康は、瀬名がどう言っておるのか、岡崎から文を受け取った石川数正に聞いた。

 

殿にお任せするが、できれば虎松の意を組んでやってほしいとは仰せでした。

・・・・少し考える。常慶や忠次の手前もあるしな。

 

常慶からは、虎松と亥之助を家来に取り立てて欲しいと申し出があり、家康はすでに許しを出していた。

しかし、虎松とやら・・・したたかだが、そこが楽しみだ。

だが、やり返してやりたいものだ。とも、家康は思っていた。

 

お目見えの日

 

虎松たちのお目見えの日が無事に決まり、二人とも小姓として勤める許しが出た事を、直虎はしのからの文で知った。

祐椿尼と直虎で、家康との対面で着る着物を縫ってやる事は決めていた。

 

あの子達の時代が始まっていくのですね。

直虎は、思いを込めた気持ちで言った。

 

いよいよその日がやってきた。

三方ケ原の狩り場で、常慶に促された虎松と亥之助は、家康の側にひざまずいて顔を伏せた。

 

・・・おもてを上げよ。

はっ。と声を張り、虎松は顔を上げた。

 

その時虎松は、軽い落胆を覚えた。

初めて見た家康は、顔も姿も小だぬきそのものだったのだ。

 

その家康が、常慶に向かって言った。

わしはの、この者は心の内では井伊として仕えたいと思うておるのじゃが。どうじゃ。

 

それを聞いた虎松が言った。

実は、心の奥底では、ずっと井伊の家名を再び立てる事を夢見ておりました。

 

常慶、この者の気持ちをくんでやれぬか。

それは・・・松下としては承服いたしかねまする!

 

突然の事態に激憤する常慶をやんわりとなだめ、家康は続けた。

虎松、今日よりは万千代と名乗るがよい。亥之助は、万福と。千年万年、井伊が続くよう。

 

家康の幼名である『竹千代』から『千代の字が与えられたのは明らかだった。

感激に身を震わせ、虎松はその場に平伏した。

 

井伊万千代、このご恩は一生忘れませぬ。身命を懸け、お仕えする所存にございまする。

しかし翌日、浜松城に登城した万千代は、雲の上から地獄の底へ突き落とされる事になる。

 

主殿にずらりと並ぶ徳川家の重臣に引き合わされ、万千代は一人一人の名を必死で頭に叩き込んだ。

そして、胸を張って挨拶した。

 

井伊直親が一子、井伊万千代と申します。井伊の家名をお許し頂きましたご恩、生涯忘れる事なく、徳川のお家に身を粉にしてお仕えする所存にございます。これなる、小野万福も同じ覚悟にございます。

 

すると、榊原康政と名乗った武将が言った。

両名に今日から草履番を申しつける。

 

お、恐れながら!われらは、近習、小姓としてお仕えすると伺っておったのですが。

それは、松下家の者としてならばの話じゃ。潰れた家の遺児、しかも今川の国衆。やすやすと殿の側に置けるわけがなかろう。

 

そこへ家康が言った。

どうする?松下という事ならば、小姓にする事も出来るが・・・どうじゃ、松下では?

 

やられた。

小だぬきにはめられた。

悔しさを抑え、万千代は家康に言った。

 

それがしは昨日、殿から井伊万千代という名を頂きました。それを翻すは不忠の極み。かくなるうえは、日の本一の草履番を目指す所存にございます。

 

そうか。では、励むがよいぞ。

笑みを消さずに小だぬきが言った。

 

家康を罵倒する言葉が次々に頭に浮かんだ万千代だったが、奥歯を食いしばり、

『はい。』と大声で返した。

 

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第39話『虎松の野望』放送終了後の感想!

 

 

これからは、虎松役の菅田将暉さんに注目が集まるでしょうねー!

早速、今回もタイトルからして『虎松の野望』で、虎松中心やからね。

 

ついつい虎松ばかり見てまうけど、今回、ふと思ったのが、直之の弟の直久よ!

誰も気にしてへんのやろうけど、私はなんだか『もじゃコン』を思いだすのよ。。。

 


この、見る度に頭がデカくなってる気がするもじゃコンと、直久の髪質が・・・^^;

 

 


うーん。。。

髪質だけ見たら、近藤家と中野家って、たどっていけば繋がるのでは。。。?^^;

とまぁ、近藤家と中野家の代々の髪質の話はおいといて。。。と

 

とにかく、今回の虎松と直虎の言い合いっ!

 

言い合いとまではいかなかったけど、井伊を再興させる考え方にズレが生じてるところが、歯がゆい!!

 

虎松は、そのままストレートな考え方なのよね。

で、直虎は大人な考え。

 

直虎は、人々の暮らしや井伊谷全体が潤う事を中心に考えてるという事なんやけど、実際は虎松の考え方の方が、子孫を残すとかお家存続するとか、そういった事にこだわる時代にマッチした考え方ではあると思う。

 

現代では、直虎の様に平和主義でいいとは思うけどねー。。。

と、いつになく真面目に考えてもうたわ。。。

 

それと、今回は六左~!

六左らしさ満開で、めちゃくちゃ活躍してたやん。。ある意味。。。

 

すぐ顔に出るのは、六左の良いとこ♡

 


うっとり六左も、オドオド六左も健在じゃー!!

これからも活躍よー!六左っ!

 

さて、今回の家康。

ナマズ髭になって、貫禄出てきた。

 

 

瀬名もめちゃくちゃ綺麗雰囲気で、大方様というか、お姫様的に見えたなぁ。。。

徳川家もどんどん成長してるって事のアピールやね。とにかく貫禄出てた。

 

そうそう今回、本多正信(ノブ)が、家康の助言するシーンで登場!

 


この後も、このノブは何かと登場するけど、なんとなく不思議な立場なんですよねー。

今回マジマジ見て思った事は・・・顔がデカい!って事かな。。。^^;

 

んで、その顔デカノブに助言される前の阿部サダヲさん・・・いや、家康は『井伊・・・いや松下・・井伊・・・松下・・』て。

あれ、阿部サダヲさんのアドリブ的な演技入れてんちゃうん?と思ったけど。。。

 

多分・・いや、絶対笑かそうとしてたはず!

なんか、阿部サダヲさんらしい演技やったわ。

 

これから後半、どんどん面白くなってきそう!って私は思ったけどねー。

草履番!ええやんかー。

 

そうやって這い上がっていくのが良いよね。

忍耐強くなって実力と根性を身に着けていく井伊直政の誕生に向けて!

 

てか、結局『井伊万千代』となってしまったけど、大丈夫なん?松下源太郎さん。。。。

っちゅーか、人ってあまりのショックを受けると、倒れるんやー!ってびっくり。

 


しかし、何かあったら、やっぱり被害に合うのは六左かぁ・・・^^;

癒やし系なんやし、皆さんお手柔らかに。。。

 

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