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たくさんの苦難を乗り越え、万千代はやっと家康から、小姓として務める事を認められました。

しかし、徳川家の家臣達を押しのけ、這い上がるのは容易じゃないでしょう。

それに直虎との絆も、今後どう変化していくのか気になるところですが。。。

 

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目次

第43話『恩賞の彼方に』あらすじ(ネタバレ)!

 

 

小姓として出仕した万千代と万福の初仕事は、戦の手柄あらための手伝いであった。

武家それぞれが戦でいかなる武功をあげたかを、じかに申し立て、働きが認められれば新たな知行や恩賞を与えられる。

 

国衆がどっと押し寄せ、浜松城は大変な騒ぎとなった。

他の小姓達と共に、二人は、来客の案内と控えの間での応対を命じられた。

 

すると玄関で、てんてこ舞いとなっている正信を、万千代が見つけて駆け寄っていた。

皆様、本日はご苦労様にございます。お手数ではございますが、一つお手をお借りしとうございます。

 

名を自分で書かせれば良い。万千代はそう思い、頭を下げながら一同に紙を手渡して回った。

結局、元の草履番をやっている万千代だった。

 

井伊谷の山中では、前夜に降った少量の雨で山崩れが起こった。

 

木を切りすぎた為なのですかの。

同行する六左衛門が直虎に言った。

 

次は山崩れが、ふもとまで及ばぬとも限らぬ。危うそうな村には雨の折に注意するよう呼びかけてくれ!

 

先手も打たねば・・・

山崩れを防ぐに詳しい者は誰かいなかったか、思いを巡らせ、直虎は歩き出した。

 

井伊と薬

 

目まぐるしい1日が終わった夕刻、万千代は考えに沈んでいた。

朝、家康の寝所で見た情景が浮かんだ。

 

洗顔を手伝う者、着物を着せる者、髪を整える者、掃除をする者などがおり、割り込む隙はなさそうだ。

ならば、新たな役目を作るとするか。

 

そうして万千代は、家康の寝所に向かった。

ならぬ!一小姓が薬を差上げるなど!もしもの事があればいかがするつもりじゃ!

 

案の定、小五郎達が万千代の邪魔に入った。

ひめはぎの薬湯にございます。疲れが取れ、気が回復すると。

 

では、一つ煎じてくれ。

小五郎達を追い払った家康は、万千代が入れた薬湯を毒味もさせずにごくりと飲んだ。

 

・・・薬には明るいのか?

井伊の寺に詳しい僧がおりましたので。一通りの事は教えてもらい、城に上がる際に少し持たせてくれました。・・・殿もお薬にはお詳しく?

 

さほどでもないが養生には多少興味があるかのぅ。

万千代は、内心で快哉(かいさい)を叫び、家康の様子を観察した。

 

どうやら家康は、手柄あらための記録を見ては、頭を整理するための覚書を起こしている様だ。

よろしければ、私がおおまかに比べたものをお作りしましょうか?

 

家康が興味を示したと感じ、万千代は夢中で続けた。

例えば、縦にお家の名を並べ、横に首の数など働きを種別に記します。それをざっと見渡せましたら、お考えも進むのではないでしょうか。

 

うむ・・・では、頼む。

翌朝、万千代は万福に昨夜の話をした。

 

良いのではないですか?おとわ様にお頼みして、井伊谷から薬を取り寄せれば。

問題はそこだ。

 

前回、木材の件でしてやられたので、今回もあの尼によって、近藤からの寄進だなどと、ねじ曲げられるかもしれぬ。

なんとしても、井伊の手柄にする為には、ただで薬を巻き上げる方法がいる。

 

それに応える様に、常慶が万千代に、井伊からの頼みを持ってきた。

実は、井伊の方から土砂止めの指図をして欲しいという頼みが来ての。

 

しかし井伊に出向く時が取れない為、常慶は絵図にして送る方法を思いついたのだ。

そして常慶は、万千代の書画の腕前を思い出し、訪ねてきたというのだ。

 

踊り出したいのをこらえ、万千代は叫んだ。

やります!やりますゆえ、その礼に薬が欲しいと、松下から井伊に願ってもらえませぬか?

 

直虎は、松下の義父・源太郎に負い目がある為、養生薬を所望していると聞けば、断れないはずだ。

 

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徳川信康

 

数日来、家康は一人で書類に向かっていた。

万千代がまとめた一覧表は分かりやすく、元の聞き書きと並べてみると、全体像がつかめた。

 

しかし、浜松と岡崎との釣り合いがどうにも良くないので、結論が出せない。

・・・泣いてもらうしかないか。

 

その夜、万千代が薬を届けに現れた。

多くの薬が種別に分けられ、用い方の書きつけまで添えられている。

 

念のため、医者にお調べ頂ければと

気を回すな。これは井伊から取り寄せた薬であろう。わしは、直虎殿には信を置いておる。

 

そして退出しようとした万千代を呼び止め、聞いた。

そなたなら、こたびの戦、岡崎をどう処遇する?

 

・・・・首を取った。城を攻め落とした。そういう類いの武功で見ると、岡崎は浜松に比べると、大変に寂しい手柄となっておりましたかと。

 

しかしながら、こたび織田があまたの援軍をよこしたのは、岡崎が日頃、織田へのこころ配りを怠らぬからじゃ。

 

とはいえ、浜松の本陣や国衆、武田からの離反者などに報いれば、岡崎に回す報奨も知行もなくなる。

一連の戦には、今川氏真までもが加わっているのだ。

 

そなた、岡崎へ行ってもらえぬか。一つ考えておる仕置がある。信康の手応えを探ってきて欲しいのじゃ。

 

家康の仕置とは、ひと月を費やして落とした諏訪原城を、なんと今川家に与えるというものだった。

 

若も奥方様も、今川のご縁戚。今川が一家として徳川に根を下ろす事は、必ずやお二人の力、ひいては岡崎の力になろうとの、殿のお考えにございます。

万千代は、一語一語に力を込めて申し述べた。

 

無論、そうした温情ばかりではない。

いまだ、武田の支配下にある駿河を切り取っていくには地の利のある今川勢を手厚く遇しておかねばならぬ。それならば、浜松を納得させる事も出来よう。

 

徳川の先行きのため、岡崎はこらえます。しかしながら、後々には地味な働きをしておる岡崎の衆にも、じかに報いてくださいませと、そうお伝えしてくれ。

そう信康は、万千代にことづけた。

 

いずれ俺は、この人に仕える事になる。

直平様という、共通の曽祖父を持つ、井伊の血縁者に。徳川信康という主に。

それを思うと、万千代は新たな希望で胸がはち切れる様な心地になった。

 

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第43話『恩賞の彼方に』放送終了後の感想!

 

 

いやいや。。。

先週は家康が万千代にじわじわ近寄ってくるシーンが予告であったし、今回はそれが一番気になるとこやったってのは間違いないね。

 

いやはや、阿部サダヲさんが演じる徳川家康が、おもろい!!

なんというか、万千代にせまっていく姿も阿部サダヲさんやからおもろいんやろなぁって感じ!

 

 

一応、歴史的に語られている中で、家康と井伊直政は衆道関係にあったと言われていたけど、本当なのかな・・・?

てか、こんなドラマみたいな美しい逸話じゃねーよな。きっと。。。と思ってしまう。

 

 

徳川信康役を演じている平埜生成さんも、なんだかギラギラした目で万千代を見てたようにも感じたけど。。。^^;

ま、この俳優さんの目がインパクトあるからねー。

 

しかし今回、徳川信康が岡崎の件で納得したという事やったけど、思わず『カッコイイ!』って言ってしまった。

家康といい、信康といい、こんなに出来た武将に描かれてるから、つい歴史も美化してしまいそう。。。

 

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でも、そんな男前な信康が徳姫という鬼嫁のせいで命を落とすのが、ざんねんやね。。。(;_;)

瀬名もやけど。。。

 

しかし、着実に家康の心をわしづかみにしてる万千代を見る度、『いけー!万千代ー!』って思ってまうわ。。。

家康も、こんなにしっかりと部下の行動を見ていてくれるってのは、まぢすごい!!

 


だからこそ、徳川四天王の一人となるんやね。万千代は!

 

それと、今日思ったのが、殿の周りでごちゃごちゃやってた小姓たち。。。

あんなんされたくないわー!って思った。

 

特に思ったんが、前歯のしーはー。。。

爪楊枝でほじくる位は、自分でやりたいっちゅーの!

 

あれで、ええん???

と不思議に感じた今日この頃・・・(-_-)

 

 

てか、毎日やられてたら、普通に『よろしく』ってなるんかな・・・

いや、人として失格やろ!『歯のしーはー』は。。。

 

さて、今回のもじゃコンさんは・・・・

思わず『ちょろすぎる・・・』って思ったんやけど、ツイッターにも同じ事言うてる人おった。(笑)

 

 

ま、このちょろさ加減が、もじゃコンの可愛いところやねんけどね。(*´ω`*)

 

 

甚平と直虎の頭の中では・・・

もじゃコン、いずこへ・・・

 

 

ま、そこがもじゃコンの可愛いところやねんけどね。(ん??)

 

さて・・・いつの時代も嫉妬っちゅーもんは、ありますわな。。。

なんだかんだゆうても、結局男の嫉妬の方がメラメラと激しいって言うしね。^^;

 

 

ま、確かに女が大勢だと『大奥』の世界になるから、それの方が怖いっちゃー怖いねんけど。

 

 

しかし今回は、小五郎、ざまー!

って感じ!!

 

 

 

とまぁ、なんだかんだゆうても、今日の主役は甚平でした。。。(T_T)

 

 

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