2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』には、原作がありません。

脚本家森下佳子さん、プロデューサー松川博敬さんらが、基本的にはオリジナルストーリーを考えていかれる様ですね。

 

ですが、『井伊直虎』に関する記述を元に、ある程度は最終回までのあらすじが予想できるのでは?と思います。

ここから先は、歴史上語られているストーリーとなります。

という事は、ネタバレになりますので、ネタバレは困る!といった方はご注意くださいね。

 

※ 大河ドラマ『おんな城主直虎のネタバレや感想はこちらにまとめてあります。

2017大河ドラマ【おんな城主直虎】あらすじ(ネタバレ)感想!

 

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目次

【おんな城主直虎】最終回までのあらすじ(ネタバレ)!

 

おんな城主直虎最終回までのあらすじ(ネタバレ)!

 

井伊家の22代当主、井伊直盛は後継ぎとなる男の子がいませんでした。

その為、井伊直盛の一人娘に婿養子を迎え入れようと考えたのです。

(大河ドラマでは、初名が『おとわ』 )

 

その婿養子とは、一族・井伊直満の子、亀之丞でした。

しかし、井伊家の筆頭家老、小野政直だけはこの結婚に不満を持っていました。

 

井伊家の主家は『今川家』です。

その今川家から来た小野政直は、今川家派で、井伊家の中でも特に井伊直満の事を大変嫌っていました。

 

このままでは、井伊直満の子(亀之丞)が井伊家の当主になってしまう。

そう思った小野政直は、主家の今川家、今川義元に『井伊直満と、兄弟の井伊義直が謀反を企てている』と密告をするのです。

 

そして、今川義元は井伊直満と井伊義直に審問し、結果自害させる事になるのです。

その上、子供の亀之丞まで処刑しようとしました。

 

家老の今村正実がこれを知り、9歳の亀之丞を連れ、松源寺に見を隠すのです。

生きているのを隠す為、亀之丞は病死で、今村正実は切腹したという噂を流しました。

 

井伊家の中でも亀之丞の生死は秘密にされていました。

その亀之丞は約10年間ここで身を隠し、この間に代官・塩崎氏の娘と結婚し、2人の子供をもうけます。

 

亀之丞との結婚も叶わなかった井伊直盛の一人娘『おとわ』は、龍潭寺へ出家する事になります。

そして、龍潭寺の南渓和尚が『次郎法師』という男性名を名付け、僧として出家しました。

 

女性は一度、出家して『』になると還俗する事が出来ないので、万が一に備えて『』として出家させたのでした。

 

亀之丞、井伊家に戻る

 

亀之丞が行方不明になってから10年後に、小野政直は病死します。

それにより、亀之丞は井伊家に戻る事になります。

 

亀之丞は結婚していましたが、井伊家に認められた正式な結婚では無い為、妻と子供(男の子)は置いて、娘だけを連れて井伊谷に戻ってきました。

 

井伊直盛は、娘のおとわが出家してしまっていたので、亀之丞を正式に養子に迎え入れ、一族の奥山朝利の娘と結婚させました。

それから、亀之丞は井伊直親を名乗る様になります。

 

それから4年後、井伊直盛は主家の今川義元に従い、桶狭間の戦いに敗れ亡くなります。

それにより、井伊家は大きな被害を受けました。

 

おとわの父、井伊直盛が亡くなった為、井伊直親が井伊家23代当主となります。

翌年、直虎の婚約者だった井伊直親と奥山朝利の娘との間に子供が産まれます。

その子を虎松と名付けました。

 

井伊直親の危機

 

さて、以前に井伊直満を陥れようと、嘘の密告をした小野政直は病死しましたが、息子が後を継いで井伊家の筆頭家老となっていました。

名は、小野政次といいます。

 

その、小野政次は父の政直と同じく、井伊家の失脚を狙っていたので父と同じく、主家の今川氏真(桶狭間の戦いで敗れた今川義元の子)に、『井伊直親が、徳川家康や織田信長に通じて謀反を企てている。』と密告しました。

 

それを聞いた今川氏真は、激怒し井伊家を攻めようとしましたが、重臣の新野親矩に止められ、その場は収まります。

井伊直親は釈明する為に今川氏真の元に向かいますが、その途中に今川家の重臣・朝比奈泰朝に襲われ、家臣19人と共に命を落とします。

 

更に2歳の虎松も命を狙われる事となるのです。

 

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直虎が、おんな城主に!

 

井伊家には2歳の虎松しか男性がいなかった為、命を落とせば男系は断絶してしまします。

そこで虎松を出家させて、命を守る事となりました。

 

そして龍潭寺の南渓和尚が、虎松を鳳来寺へと移したのです。

それから南渓和尚は、井伊一族と相談し、出家していた次郎法師を呼び戻すのです。

 

井伊家は当主不在となった為、女性の次郎法師が直虎と名乗り井伊谷に戻って来るのです。

そうして、直虎は井伊谷城のおんな城主となりました。

 

直虎の危機

 

おんな城主となった直虎は、遠江国引佐郡井伊(静岡県浜松市)を収める事となります。

そして、瀬戸方久という高利貸しの商いが、直虎を支援します。

 

その瀬戸方久を潰そうと小野政次らが農民を焚き付け、今川氏真に徳政令(借金を帳消しにする事)を求める訴えを起こさせました。

 

徳政令を出せば、商人は破綻して井伊家も資金繰りに困る事となります。

これに対して、おんな城主直虎は、領民に説明する時間が必要だと言い、その間に徳政令免除の措置を行い、商人や金融業を保護しました。

 

今川氏真は、再三に渡って直虎に徳政令の交付を求めましたが、直虎はなんとか時間を稼ぎ、瀬戸方久や龍潭寺は徳政令免除の措置を受け、保護される事になりました。

 

直虎は、徳政令を2年に渡り延期する事が出来、徳政令の被害を最小限に抑えて、井伊家の危機を乗り切ったのでした。

 

【おんな城主直虎】徳政令は瀬戸方久と井伊家と農民にはどの様な違いがあるの?

 

しかし、今川氏真は直虎が統治能力が無い。と言い、地頭職から外して小野政次を井伊谷城の城代につかせたのです。

 

井伊谷から追い出される事になった直虎は、菩提寺の龍潭寺へと身を寄せる事となるのです。

 

そうして、直虎がいなくなった井伊谷城を、小野政次が奪う形となり、城主を務めます。

 

しかし、小野政次が主となった井伊谷城にその後、徳川家康が攻撃をしかけるのです。

 

小野政次は城から逃げるのですが、結局、井伊谷三人衆の1人、近藤康用によって捕まってしまいました。

 

【おんな城主直虎】井伊谷三人衆!近藤康用・鈴木重時・菅沼忠久とは

 

そして、徳川家康によって処刑されてしまいます。

 

【おんな城主直虎】高橋一生演じる小野政次って結局最後は死ぬの?

 

鳳来寺の虎松は?

 

その後南渓和尚は、井伊家と相談して虎松の母と松下清景を結婚させ、虎松を井伊家から除籍し、松下清景宅に住まわせました。

 

井伊直虎は、徳川家康の行動を調べあげ、15歳になった虎松を徳川家康に会わせる計画を立てます。

 

鷹狩に出た徳川家康に偶然会わせる計画を立て、その後徳川家康は虎松を浜松城に呼び出します。

 

徳川家康は虎松の父、井伊直親と密談した事もあったので、虎松が、直親の子供だという事を知り、虎松を召し抱える事となりました。

 

更に、虎松と直虎を井伊谷城から追い出した小野政次を追い詰めます。

そして、徳川家康の手により小野政次は処刑されてしまいます。

 

それから直虎は虎松に当主を譲り、虎松は井伊直政となって、井伊家24代当主となりました。

 

井伊直政は、徳川家康にとても信頼され、『徳川四天王』の1人となるまでに上り詰めたのでした。

武田信玄の軍隊、『武田の赤備え』から『井伊の赤備え』を引き継いだのも、井伊直政です。

 

【おんな城主直虎】武田信玄は直虎と同じ時代を生きた井伊家の敵なのか?

 

徳川家康は、井伊直政を誰よりも信頼し、自分の側に置いていたとも言われています。

もちろん、幾度となく家康の危機を救う活躍をしていた事が、大きな信頼を勝ち取る事になったのでしょう。

 

井伊直政の性格は、かなり豪傑で苛烈な性格だったそうです。

生傷が耐えなかった為、井伊直政の最期は、破傷風で亡くなったそうです。

菅田将暉大河ドラマ【おんな城主直虎】の井伊直政ってどんな人物?

 

諸説ありますが、井伊直政はかなりのイケメンで徳川家康とは衆道関係だったと言われていますが、実際どうだったんでしょうね。

【おんな城主直虎】井伊直政(虎松)の最後は?妻や息子も気になる!

 

それと井伊直虎は、家系図では井伊家の当主に数えられていません。

直政に家督を譲ってからは、菩提寺の龍潭寺で尼として出家し、井伊直政の活躍を見守ったといいます。

そして、1582年8月26日に直虎は、その一生に幕を閉じました。

 


 

NHKの大河ドラマでは、どういった内容になっているのか楽しみですね。

出演する人物は、歴史で語り継がれている人物が出て来る様ですが、脚本家の森下佳子さんがもっと面白い内容にしてくれると思います!

 

そもそも、井伊直虎の一生について詳しくは解っていないというのが実情だそうなので、オリジナルのあらすじが、また楽しみです。

 

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